答えは、「はい、蘭は湿度が大好きです」。私も最初に蘭を育て始めた時、この事実を知らなくて大失敗しました。水やりだけ頑張っていれば大丈夫と思い込んでいたんですが、リビングの湿度がたった30%だったせいで、葉っぱがしわしわになってしまったんです。蘭、特に私たちがよく育てる胡蝶蘭やデンドロビウムは、熱帯のジャングルで木の枝にしがみついて生きてきた着生蘭。土から水を吸うのではなく、湿った空気から直接、根で水分を取り込んでいるんです。だから、湿度が低いと、水をたくさんやっても根がうまく吸収できず、じわじわと弱っていきます。もちろん、100%の湿度はカビや根腐れを引き起こすので逆効果ですが、適切な湿度を保つことが、蘭を長く楽しむための絶対条件だと私は実感しています。この記事では、私の失敗談も交えながら、蘭に最適な湿度の目安や、手軽にできる上げ方、よくある間違いまで、具体的にお伝えしていきます。
E.g. :イチゴの種から育てるコツと失敗しない方法
- 1、蘭は本当に湿度が好きなのか?
- 2、蘭に最適な湿度はどのくらい?
- 3、湿度不足で起こる蘭の異変
- 4、室内で湿度を上げる実践的な方法
- 5、湿度管理に欠かせない便利ツール
- 6、湿度を上げる時によくある3つの失敗
- 7、湿度と温度の黄金バランス
- 8、湿度管理で、蘭を長く楽しむために
- 9、湿度と蘭の病害——カビと根腐れの境界線
- 10、湿度管理のコストパフォーマンス:100円グッズでどこまでできる?
- 11、FAQs
蘭は本当に湿度が好きなのか?
熱帯生まれの蘭にとって、湿度は命綱
蘭が湿度を好むか——答えは「はい、大好きです」。特に、私たちが室内で育てる胡蝶蘭やデンドロビウムは、熱帯のジャングルで木の枝にしがみついて生きてきた着生蘭。土から水を吸うのではなく、根を空気中にさらして、その湿った空気から直接水分を取り込んでいます。
私が最初に蘭を育て始めた時、これを見落としていました。「水をやれば大丈夫」と思っていたんですが、ある日、葉っぱがしわしわになっているのに気づいて調べてみたら、室内の湿度がたったの30%だったんです。ショックでした。蘭にとっては、まるで砂漠で生活しているようなもの。地生蘭のパフィオペディルムは土から水を吸いますが、それでも湿度は重要です。湿度を軽く見ると、蘭はじわじわと弱っていきます。
100%の湿度は逆効果——バランスが大事
「じゃあ、湿度を100%にすればいいんでしょ?」と思うかもしれませんが、それは大きな間違い。100%の湿度は、カビや根腐れを引き起こす原因になります。蘭は風通しの良い環境を好むんです。ジャングルでも、常にそよ風が吹いています。
私の経験では、湿度と風のバランスが蘭の健康を左右します。以前、加湿器を強めに設定して、扇風機を回さずに放置したら、葉の付け根に水がたまって、クラウン腐れ(芯腐れ)を起こしてしまいました。あの時は本当に後悔しましたね。湿度を上げるなら、必ず空気を循環させること——これが鉄則です。蘭は「じめじめ」ではなく、「しっとり+さらっと」が理想なんです。
蘭に最適な湿度はどのくらい?
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品種ごとに異なる湿度の目安
「40%から70%の湿度」——これはほとんどの蘭に当てはまる目安です。でも、品種によってベストな湿度は変わります。初心者向けの胡蝶蘭は50%以上、上級者向けのバンダは65%以上必要です。一方、デンドロビウムは40%でもなんとか育ってくれます。
以下の表で、主要な品種の湿度要件を整理しました。私が実際に育ててみた感触も含めてお伝えします。
| 品種名 | 必要な最低湿度 | 特徴と管理のコツ |
|---|---|---|
| 胡蝶蘭(ファレノプシス) | 50% | 初心者向き。根が空気中の水分を吸うので、霧吹きよりトレイの方が効果的。 |
| バンダ | 65% | かなりの湿度が必要。根が裸の状態で育つので、加湿器がほぼ必須。 |
| カトレア | 50% | 丈夫で育てやすい。ただし、冬場の乾燥に注意。 |
| デンドロビウム | 40% | 比較的乾燥に強い。でも、40%を下回ると葉がしわしわに。 |
| パフィオペディルム(スリッパ蘭) | 40% | 地生蘭。湿度が低めでも大丈夫だが、水やりの頻度はしっかり管理する。 |
| ミルトニア(パンジー蘭) | 40% | 初心者向き。湿度が足りないと花芽がうまく上がらない。 |
| ミルトニオプシス | 60% | 高地原産。湿度が低いと葉焼けを起こすことがある。 |
湿度が足りないと、本当に花が咲かないの?
「湿度が低いだけで、花が咲かないなんて大げさじゃない?」——実は、これが蘭栽培で最も多い失敗の一つです。湿度が足りないと、蘭はまず水分を節約しようとします。すると、新しい葉や根の成長が止まり、花芽を作る余力がなくなります。
私の友人は、リビングで胡蝶蘭を育てていましたが、2年連続で花が咲きませんでした。水やりはちゃんとしていたのに。原因を調べてみると、冬場のエアコンで湿度が20%台まで落ちていたんです。トレイと加湿器を導入したら、次の年には見事な花を咲かせてくれました。湿度は、蘭にとって「見えない栄養」のようなもの。不足すると、徐々に元気を失っていきます。
湿度不足で起こる蘭の異変
葉と根に出るサインを見逃さない
湿度が低いと、蘭は「助けて!」というサインを出します。一番わかりやすいのは、葉っぱがしわしわになって、ぷにぷにした感触がなくなること。健康な葉は張りがあって、触ると少し硬いんです。根も同じで、しわくちゃになって、銀色っぽく変色します。
もう一つ見逃せないのが、花芽や蕾が変形すること。私は以前、デンドロビウムの蕾が全部カールしてしまって、なぜだろうと悩みました。調べてみると、湿度が35%以下になると、蕾の形成に異常が出るというデータを見つけました。特に冬場は要注意です。加湿を始めたら、2週間ほどで新しい根がふくらみ始めました。蘭は本当に正直な植物で、環境が良くなるとすぐに反応してくれます。
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品種ごとに異なる湿度の目安
「湿度が足りないなら、水をたくさんやればいいんでしょ?」——これ、やってしまいがちなミスです。水やりと湿度は別物。湿度が低いと、水やりの量を増やしても、根から水分が蒸発してしまいます。
私が初心者だった頃、乾燥がひどい時に水を倍の量に増やしたら、根腐れを起こしました。蘭の根は、空気中の水分を吸うために進化してきたので、常に水に浸かっていると窒息してしまうんです。正しいアプローチは、水やりは適切な頻度を守りつつ、湿度を別の方法で上げること。水やりと湿度をセットで考えるのではなく、別々のケアとして管理するのがコツです。
室内で湿度を上げる実践的な方法
最も手軽な「小石トレイ」の使い方
「加湿器を買うのはちょっと…」という方に、一番おすすめなのが小石トレイです。浅いトレイに小石や軽石を敷き詰めて、水を鉢底が浸からない程度に注ぎます。その上に鉢を置くだけ。水が自然に蒸発して、鉢の周りの湿度がグッと上がります。
私もこれをリビングの胡蝶蘭コーナーで使っています。効果は抜群で、トレイを置いただけで周囲の湿度が10%程度上がりました。注意点は、水が鉢の底穴から吸い上がらないようにすること。根が常に湿った状態になると、根腐れの原因になります。また、トレイの水は週に一度は取り替えて、藻やカビの発生を防ぎましょう。私は週末にまとめて掃除する習慣をつけています。
加湿器を使うなら、風とのセットが鉄則
加湿器は非常に効果的ですが、使い方を間違えると逆効果です。一番やってはいけないのは、加湿器の噴出口を蘭に直接向けること。水滴が葉の中心にたまると、クラウン腐れ(芯腐れ)を引き起こします。これは一度かかると、ほぼ治療が難しい病気です。
私の経験則では、加湿器は鉢から1〜2メートル離して設置し、さらに小型の扇風機で空気をゆっくり循環させるのがベスト。扇風機は蘭に直接当てず、壁に向けて間接的に風を送ると、葉が乾燥しすぎずに済みます。湿度を50%に保ちつつ、風がある状態が、蘭にとって理想の環境です。私の部屋では、加湿器と扇風機をタイマーで連動させて、24時間管理しています。
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品種ごとに異なる湿度の目安
「じゃあ、霧吹きでシュッシュッすればいいんでしょ?」——これもよくある誤解です。霧吹きは確かに湿度を一時的に上げますが、5分も経てば元の乾燥した空気に戻ってしまいます。しかも、水滴が葉の上に残ると、日焼けや病気の原因になるので、リスクの方が大きいです。
私は霧吹きを全否定しているわけではありません。朝一番に、蘭の周りの空気に軽くスプレーするくらいならOKです。でも、霧吹きを湿度管理の主役にしてはいけません。あくまで、トレイや加湿器の補助的な手段として使うのが賢い方法。私がよくやるのは、トレイの水が減った時に、霧吹きで軽く湿らせてから水を足す——それくらいの使い方がちょうどいいんです。
湿度管理に欠かせない便利ツール
湿度計(ハイグロメーター)は100円ショップでOK
「湿度を管理しろと言われても、目に見えないし…」——その通りです。だからこそ、湿度計が必須なんです。最近は100円ショップでもデジタル式の湿度計が売っています。精度は十分で、私も愛用しています。
私のおすすめは、鉢のすぐ近くに湿度計を置くこと。部屋の中央に置いても、窓際の鉢の周りとは湿度が全く違います。設置場所は、蘭の葉と同じ高さか、少し低めの位置がベスト。私は各鉢に一つずつ湿度計を設置して、毎朝チェックする習慣をつけています。数値が50%を切っていたら、すぐに対策を取ります。湿度計を見ながら管理するようになってから、蘭のトラブルが激減しました。
季節ごとの湿度変化と対策カレンダー
室内の湿度は季節によって大きく変わります。私の実測データでは、冬場のエアコン使用時は25〜35%まで下がり、梅雨時は70〜80%まで上がります。この変動に合わせて、管理方法を変える必要があります。
私が実践している季節ごとの対策はこちらです。春(3〜5月)は、自然湿度が上がり始めるので、トレイ管理で十分。夏(6〜8月)は、エアコンで乾燥するので加湿器を併用。ただし、梅雨時は湿度が高くなりすぎるので、扇風機で風を通してカビを予防。秋(9〜11月)は、比較的管理が楽な季節。冬(12〜2月)が一番の難関で、加湿器とトレイをフル活用し、湿度計でこまめにチェック。このカレンダー通りに管理したら、冬でも蘭が元気に花を咲かせてくれるようになりました。
湿度を上げる時によくある3つの失敗
加湿器の使いすぎで、逆に根腐れ
「湿度を上げなきゃ」と意気込んで、加湿器をフルパワーで24時間つけっぱなし——これ、やりがちです。私も最初にやってしまいました。湿度が80%を超えると、鉢の中のミズゴケがいつまでも乾かず、根が酸欠状態に。結果、根腐れで数鉢をダメにしてしまいました。
正しい使い方は、湿度計を見ながら、目標値(品種により40〜65%)に達したら加湿器を切るか、出力を下げる。湿度が70%を超えそうになったら、すぐに換気するか、扇風機の風量を上げるのが鉄則です。私は加湿器にタイマーを設定して、1時間おきに30分だけ動かすようにしています。そうすると、湿度が上がりすぎず、安定して管理できます。
トレイの水を放置して、カビの温床に
小石トレイは手軽ですが、水を入れっぱなしにすると大変なことになります。私は2週間ほど放置してしまい、トレイの中で藻とカビが大繁殖。蘭の根にカビが移って、治療に苦労しました。
これを防ぐには、トレイの水は週に1回必ず交換する。そして、トレイ自体も月に1回は漂白剤で薄めた液で消毒するのが安心です。私は水を交換する時に、トレイをキッチンハイターでさっと洗ってから、よくすすいで使っています。ちょっとした手間ですが、これを習慣にすれば、カビや藻に悩まされることはありません。
霧吹きをやりすぎて、葉に水滴が残る
「霧吹きでシュッシュッ」——この動作、実はとても危険です。霧吹きを葉に直接かけると、水滴が葉の中心(クラウン)にたまって、腐敗の原因になります。特に胡蝶蘭は、葉の重なった部分に水が入りやすいので注意が必要。
私が教わったベストプラクティスは、霧吹きは葉ではなく、鉢の周りの空気に向けて行う。蘭の葉は決して濡らさない——これを徹底するだけで、病気のリスクがグッと減ります。もし誤って葉が濡れてしまったら、すぐにティッシュや綿棒で拭き取って、風通しの良い場所で乾かしましょう。私は、霧吹きの代わりにトレイと加湿器を使うようになってから、病気の心配がほとんどなくなりました。
湿度と温度の黄金バランス
温度が高いほど、湿度も上げる必要がある
蘭の理想的な環境を考える時、湿度と温度はセットで考えなければいけません。なぜなら、温度が高い空気は、より多くの水分を含むことができるからです。例えば、25℃で50%の湿度は快適でも、15℃で50%だと少し乾燥して感じます。
私が参考にしているデータでは、胡蝶蘭の場合、昼間は25℃前後で湿度60%、夜間は20℃前後で湿度50%が理想的です。昼と夜で温度差をつけることで、花芽が形成されやすくなるんです。私はリビングの温湿度計をスマートフォンと連携させて、24時間の変化を記録しています。このデータを基に、エアコンと加湿器の設定を微調整しています。温度と湿度のバランスを意識するようになってから、蘭の成長が明らかに良くなりました。
冬場の乾燥対策——エアコンと加湿器の連携術
冬は蘭栽培の最大の難関と言っていいでしょう。エアコンをかけると、部屋の湿度はあっという間に20%台まで下がります。でも、エアコンを切ると、今度は寒さで蘭が弱ってしまいます。このジレンマをどう解決するかが、冬越しの鍵です。
私のおすすめは、エアコンの設定温度を20〜22℃に抑え、加湿器で湿度を50%以上に保つ。エアコンと加湿器は、できれば同じメーカーで揃えて、連動運転させると効率的です。私は部屋を仕切って、蘭だけを集めたコーナーに、小型のパーソナル加湿器を設置しています。そうすると、部屋全体を暖めるより省エネで、蘭に最適な環境を作れます。冬は特に、湿度計を1日2回(朝と夜)チェックする習慣をつけてください。数値が40%を切っていたら、すぐに対策を取ることが大切です。
湿度管理で、蘭を長く楽しむために
私が実践する「3ステップ管理法」
長年蘭を育ててきて、たどり着いたのがこの3ステップ管理法です。第一に、湿度計で現状を把握する。第二に、トレイまたは加湿器で湿度を調整する。第三に、扇風機で空気を循環させる。この3つを守れば、ほとんどの蘭が元気に育ちます。
具体的なルーティンとしては、朝起きたら湿度計をチェックして、50%を切っていたら加湿器をON。出かける前にトレイの水を確認して、減っていたら補充。帰宅後、扇風機を弱で1時間回して空気を入れ替える。寝る前に再度湿度計を確認して、必要なら加湿器のタイマーをセット。この習慣を続けたら、以前は年に1回しか咲かなかった胡蝶蘭が、年に2回も花を咲かせるようになりました。湿度管理は、蘭を育てる上で最もコスパの良い投資だと実感しています。
あなたの蘭にも、理想の湿度環境を
「湿度管理なんて、面倒くさいな…」と思ったあなた。私も最初はそうでした。でも、一度正しい環境を整えてしまえば、あとはルーティン化するだけです。小石トレイなら1000円もかからないし、湿度計も300円くらいで手に入ります。この投資で、蘭が何年も元気に育ち、毎年美しい花を楽しめる——これ以上にコスパの良い趣味はないと、私は思います。
私自身、湿度管理を始めてから、蘭のトラブルが劇的に減りました。枯らしてしまうことがほとんどなくなり、毎年新しい花を楽しめるようになりました。あなたの蘭も、適切な湿度を与えれば、きっとそれに応えてくれるはず。まずは、湿度計を1つ買って、今の環境をチェックしてみてください。そして、必要なら小石トレイか加湿器を導入してみましょう。きっと、蘭の新しい表情に出会えるはずです。
湿度と蘭の病害——カビと根腐れの境界線
湿度60%以上で注意すべき病気
「湿度を上げれば蘭が喜ぶ」——その考え、ちょっと待ってください。湿度が高すぎると、カビや細菌が大発生するチャンスになります。特に、60%を超えたあたりからリスクが急上昇します。
私が実際にやらかした失敗があります。梅雨時に加湿器をそのまま運転し続けて、湿度が75%を超えた日が3日続きました。すると、胡蝶蘭の葉の裏に黒い斑点がポツポツと出現。慌てて調べたら、炭疽病(たんそびょう)というカビの一種でした。湿度が高いと、蘭の表面に付着した胞子が一気に繁殖するんです。この病気は進行が早く、放置すると葉が黄色くなって落ちてしまいます。私の場合は、感染した葉を切り取り、通気を改善して、ようやく食い止めました。あの時は「湿度アップこそ正義」と思い込んでいた自分を責めましたね。湿度は60%を上限に、それ以上はリスクと隣り合わせだということを、身をもって学びました。
湿度と風の関係:病気を防ぐ最適な組み合わせ
「じゃあ、湿度は50%キープが安全ってこと?」——その通りですが、もう一つ大事な要素があります。それは風の強さです。風がなければ、湿度が50%でも局所的にカビが発生することがあります。
ある研究によると、風速0.1メートル毎秒の空気の流れがあるだけで、葉の表面の水分が蒸発しやすくなり、カビの発生率が約30%低下するそうです。私の経験でも、小型扇風機を弱で回し続けているコーナーでは、同じ湿度でも病気がほとんど出ません。逆に、風のない場所にある鉢は、たとえ湿度が50%でも葉の間に水がたまって、灰色カビ病(ボトリチス)が発生しました。理想は、湿度50〜60%で、風がそっと当たる環境。蘭は「湿った風」が大好きなんです。私は、扇風機の代わりにサーキュレーターを使い、壁に当てて間接的に風を送っています。そうすると、葉が揺れるほど強くなく、でも空気はしっかり循環する——これがベストバランスです。
湿度管理のコストパフォーマンス:100円グッズでどこまでできる?
100円ショップで揃える湿度管理セット
「プロ仕様の加湿器は高いし…」と諦める前に、100円ショップでも十分なアイテムが揃います。私が実際に使っているのは、デジタル湿度計(300円)、小石トレイ用の受け皿(100円)、軽石(100円)、そして小型の霧吹き(100円)。合計600円で、基本的な湿度管理がスタートできます。
でも、100円グッズには限界もあります。例えば、100円の湿度計は精度が±5%くらいで、安いものだと±10%の誤差があることも。私は3つ買って、同じ場所に置いて平均値を取るようにしています。それでも、プロ用の湿度計(3000円〜)と比べると、誤差は大きい。ただ、「おおまかな傾向をつかむ」という目的なら、100円でも十分役に立ちます。私の経験では、100円湿度計で「今日は50%あるな」と分かれば、それで管理ができる。大事なのは、数値ではなく、蘭の状態を観察すること。湿度計はあくまで目安です。100円グッズでも、使い方次第でプロ並みの管理が可能だと、私は自信を持って言えます。
高級加湿器 vs 自作トレイ:効果とコストの比較
「加湿器を買うべきか、トレイで十分か」——これは永遠のテーマですね。私自身、両方試したので、コストと効果のバランスを表にまとめました。参考にしてみてください。
| 方法 | 初期コスト | ランニングコスト | 湿度上昇効果 | 維持の手間 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 小石トレイ(自作) | 約500円 | ほとんどゼロ(水道代のみ) | 鉢周辺で5〜15%上昇 | 週1回の水換え | ★★★★★ |
| 100円加湿器(超音波式) | 約1,000円 | 月々約100円(電気代) | 部屋全体で10〜20%上昇 | 毎日の給水・週1回の掃除 | ★★★★☆ |
| スチーム式加湿器(中級) | 約5,000円 | 月々約300円(電気代) | 部屋全体で15〜25%上昇 | 毎日の給水・週1回のフィルター掃除 | ★★★☆☆ |
| 加湿機能付き空気清浄機 | 約30,000円 | 月々約500円 | 部屋全体で20〜30%上昇 | フィルター交換(年1回)・給水 | ★★☆☆☆ |
この表を見ると、コスパ最強は小石トレイだと分かります。でも、部屋全体の湿度を上げたいなら、100円加湿器でも十分効果があります。私のリビング(約20畳)では、トレイ2つと100円加湿器1台を併用して、安定して50%をキープしています。高級機を買う必要は、よほど特殊な環境でない限りないと感じます。重要なのは、自分の予算と手間のバランスを考えて、継続できる方法を選ぶこと。私は、最初はトレイだけで始めて、物足りなくなったら加湿器を追加するという段階的なアプローチをおすすめします。
E.g. :湿度に注意!胡蝶蘭を育てるときの意外なポイント | ひとはなノート
胡蝶蘭のお手入れ方法・育て方を解説。胡蝶蘭を長持ちさせる管理 ...
初心者さん必見!胡蝶蘭を育てるのに適した温度と管理のポイント
胡蝶蘭の基本的な育て方・温度・湿度・置き場所・水やりについて
必要な対策はコレ!ベランダなど、夏場の戸外での胡蝶蘭の育て方
FAQs
Q: 蘭は本当に湿度が好きなの?部屋の湿度が低くても大丈夫?
A: はい、蘭は湿度が大好きです。特に、私たちが室内で育てる胡蝶蘭やカトレアは、熱帯のジャングルで木の枝にしがみついて生きてきた着生蘭です。土から水を吸うのではなく、空気中の湿った水分を根から直接取り込んでいるんです。だから、部屋の湿度が低いと、水やりをしっかりしていても、葉っぱがしわしわになったり、花芽が変形したりします。私の経験では、冬場にエアコンをつけると、湿度が一気に20%台まで落ちることがあります。そんな時は、蘭が「助けて!」とサインを出しているんです。湿度計を一つ買って、まずは今の環境をチェックしてみてください。少なくとも40%以上、できれば50〜60%を目指すと、蘭はイキイキと育ってくれますよ。
Q: 湿度が足りないと、具体的に蘭にどんな症状が出るの?
A: 湿度不足のサインは、実はとてもわかりやすいんです。まず、葉っぱがしわしわになって、ぷにぷにした感触がなくなります。健康な葉は張りがあって、触ると少し硬いんです。次に、根も同じで、しわくちゃになって銀色っぽく変色します。さらに、蕾や花芽が変形して、うまく開花しないこともよくあります。私が以前、デンドロビウムの蕾が全部カールしてしまった時は、湿度が35%以下だったんです。加湿を始めたら、2週間ほどで新しい根がふくらみ始めて、本当にホッとしました。蘭は正直な植物で、環境が良くなるとすぐに反応してくれます。もし、花が咲かない、葉っぱが元気がないと感じたら、まずは湿度を疑ってみてください。水やりを増やすのではなく、湿度を上げる工夫をすることが大切です。
Q: 室内で湿度を上げる一番簡単な方法は?加湿器がないとダメ?
A: 加湿器がなくても大丈夫!一番お手軽なのは「小石トレイ」です。浅いトレイに小石や軽石を敷き詰めて、鉢底が浸からない程度に水を注ぎ、その上に鉢を置くだけ。水が自然に蒸発して、鉢の周りの湿度がグッと上がります。私もリビングの胡蝶蘭コーナーで使っていますが、トレイを置いただけで周囲の湿度が10%程度上がりました。注意点は、水が鉢の底穴から吸い上がらないようにすること。根が常に湿った状態だと、根腐れの原因になります。あとは、トレイの水は週に一度は必ず取り替えてください。放置すると藻やカビが発生して、蘭の健康に悪影響を及ぼします。もし加湿器を使うなら、扇風機で空気をゆっくり循環させるのを忘れずに。湿度だけ上げても、風がなければ、水滴が葉にたまって病気の原因になりますからね。
Q: 胡蝶蘭とバンダでは、必要な湿度が違うって本当?品種ごとの違いを教えて。
A: その通りです。品種によって、理想の湿度は確かに変わります。私の実体験を交えてお伝えしますね。初心者向けの胡蝶蘭は、最低50%の湿度が必要です。根が空気中の水分を吸うので、トレイ管理で十分なことが多いです。一方、バンダはかなりの湿度好きで、最低65%は必要。根が裸の状態で育つので、加湿器がほぼ必須です。私はバンダを育てる時は、加湿器を小型の扇風機とセットで使っています。カトレアは50%でOKで、比較的丈夫。デンドロビウムは40%でもなんとか育ってくれますが、それ以下だと葉がしわしわになります。パフィオペディルム(スリッパ蘭)は地生蘭で、40%あれば大丈夫です。ミルトニア(パンジー蘭)も40%が目安ですが、ミルトニオプシスという高地原産の品種は60%必要です。実は、ミルトニアとミルトニオプシスはよく混同されるので、購入時にラベルを確認しておくことをおすすめします。
Q: 霧吹きで湿度を上げるのはダメなの?ついやってしまうけど…
A: 霧吹きは、実はちょっと注意が必要です。確かに、シュッとやると湿度が一瞬上がる気がしますが、5分も経てば元の乾燥した空気に戻ってしまいます。それに、水滴が葉の上に残ると、日焼けや病気の原因になるんです。特に胡蝶蘭は、葉の重なった部分に水が入りやすくて、クラウン腐れ(芯腐れ)を起こすリスクがあります。私も若い頃はよく霧吹きをしていましたが、ある時、葉の中心が腐ってしまって、かなりショックを受けました。今では、霧吹きは全否定していませんが、あくまで補助的な手段として使っています。朝一番に、蘭の周りの空気に軽くスプレーするくらいならOKです。でも、湿度管理の主役は、小石トレイか加湿器にしてください。もし誤って葉が濡れてしまったら、すぐにティッシュや綿棒で拭き取って、風通しの良い場所で乾かすのを忘れずに。
